トップメッセージ
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株主・投資家の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2025年1月期第1四半期を振り返りますと、国内の経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、 緩やかな回復が続くことが期待されますが、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景 気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本 市場の変動に十分注意する必要があります。さらに2024年能登半島地震の経済に与える影響に十分留意する必要があります。
このような経済状況のもと、当社グループにおいては、顧客のサービスやプロダクトのライフサイクルの企画、 開発、リリース、運用、改善の工程(サービス・ライフサイクル)において、品質コンサルティング、ゲームデバ ッグ、ソフトウェア第三者検証、環境構築・移行サポート、モニタリング、カスタマーサポート、不正対策、BPR サポート等を提供するサービス・ライフサイクルソリューション事業をグローバルで推進しております。当第1四半期連結累計期間においては、ポールトゥウィン株式会社では、業務の標準化、効率化や品質担保、ビッグデータ 解析による新ビジネスの創出や人材育成を目的としたプロジェクト管理ツール「FACT」の開発を公表いたしました。株式会社HIKEでは、教育プログラムの共同運営及びアニメーション・ゲーム領域の人材獲得を目的として、韓国・清江文化産業大学校と産学連携協定を締結いたしました。
業績については、海外ソリューションが売上を牽引 し増収となりました。費用については、国内ソリューションにおける拠点統合費用が大幅に減少しておりますが、 海外ソリューションにおける事業整理費用やメディア・コンテンツにおけるゲーム共同開発追加負担費用が発生し ております。 この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高11,963,587千円(前年同期比9.5%増)となり、営 業損失123,048千円(前年同期は営業利益298,010千円)、経常損失91,548千円(前年同期は経常利益331,085千 円)、親会社株主に帰属する四半期純損失404,501千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益97,512千 円)となりました。
また、当社は、安定的な株主還元の継続を基本方針とし、「DOE3%下限」、「総還元性向 30%以上」を 目標に将来的な株主還元増加に取り組んでおり、これまで配当は年1回の期末配当を実施してまいりましたが、安定した期末配当の継続に加え、株主の皆様への利益還元の機会を充実させ、当社株式の継続的な保有に報いるため、2025 年1月期より中間配当を実施することといたしました。当期の1株当たり配当金につきましては、期末配当として 16 円を予想しておりましたが、中間配当を新たに実施することに伴い、配当予想を中間配当8円、期末配当8円の合計 16 円に修正することといたしました。
当社グループは引き続き、国内外でグループ会社間のシナジーを向上させ、これからも皆様の最善のパートナーとして、利便性の高いサポートサービスの提供に全力を尽くしてまいるとともに、一層のグローバル化、事業領域拡大を推進し、企業価値の向上に向けて邁進してまいります。
今後とも皆様のご支援、ご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
代表取締役社長
